公開コンペ 入選 
      森の中への埋没: 
        森の再生、自然との共生の歴史を創る  
        100年後、森の中へ埋没するように存在する施設。20世紀の技術文明によって無秩序に破壊された森を再生するため、敷地全体にグリッドパターンをかけ、その中に継続的に植林を展開するプログラムを提案した。このグリッドパターンとは、本来自然に存在しないものであり、科学文明の象徴にもなるであろう。  
      大地に歴史の窓を開ける: 
        タイム・ウィンドウズとしての配置計画  
      大地の中に歴史が眠っているのだとすれば、任意の場所に“窓”を開けることによって、その場所に眠っている歴史を開いて見せることが出来る。その“窓”は、さながら“タイム・ウインドウズ”とでも呼べるものかも知れない。敷地の中に、政庁跡のサイズで窓を開けることによって東北の歴史を開いて見せたのが、この歴史博物館全体の配置計画の考え方である。   |