まちづくり … まちづくりの手掛かり   ima-rogo
ima-line_a
   
to home to toshi machizukuri to katachi to community to shizen to kankyou to jouhou to sumai to works
 
   新たな都市文化を創造する「北国のかいわい」   
   開放された建物の活動が街のにぎわい   
   郷土愛を育む環境づくり
   広場の集合体としての市民活動の「大通り」  
   楽市  
   
 
  新たな都市文化を創造する「北国のかいわい」  AOM-29C □ 発注者 :青森県青森市  
□ 規 模 :地上12階 地下2階 □ 用 途 :共同住宅 他
             
 

新たな都市文化を創造する「北国のかいわい

「北国のかいわい」は、その周囲に冬の厳しい外部環境を遮断する“閾(しきい)”が設けられた半屋外空間であり、雪に覆われることの多い北国において、外部的な都市環境を通年的に享受できる“オアシス”である。
ここは人々が集積し、活動する空間であるが、従来の界隈の概念とは異なり、日常の生活空間と、教育、文化、福祉、公園等のコミュニティを支える諸機能や都市施設が、一つに括られた〈半建築化された〉空間である。その凝集とオアシスとしての吸引力が、人々の交流の密度や創造力のポテンシャルを高め、活力あるコミュニティを形成するとともに、新たな文化を主み出す原動力となる。
この空間はまた、様々なライフ・ステージが交わる場であり、特に冬場の厳しい外部環境という障害を排除した空間は、世代問の交流や融合を促進し、年齢や障害を越えて生活するノーマライゼーションを実現する場となる。高度情報化社会において、サスティナブルな都市発展が求められているいま、通年的に高いポテンシャルで活動するコミュニティの核を分散配置し、それらのネットワークによって都市を構成していくことこそ、これからの北国の都市が目指すべき姿であると考える。

  aom-29c-01  
             
  開放された建物の活動が街のにぎわい  NAK-15C □ 発注者  
□ 規 模 地上階 ㎡ □ 用 途 :美術館
             
 

美術館全体が“舞台” … 日常の活動そのものが“展示”

この美術館は平坦なステージとそれに面する大階段、および階段上の常設展示スペース、これらを覆う大屋根から構成される。平坦なステージは、道路の高さから劇場と同じ1.2m の高さにある。このステージと大階段は、企画展示や講演など、美術館に求められている多<の機能に対応するスペースであると同時に、一般市民に積極的に開放され、日常の生活空間の一部として自由に利用できる空間=“舞台”として用意される。そこでおこなわれるものは、餅つき大会でも、フリーマーケットでも、スポーツでもなんでもいい。
この“舞台”に展示されるもの、それは一般庶民の日常生活、日常活動そのものである。これこそ一般庶民の生き生きとした生活を描き出した浮世絵(この美術館が展示する)の精神にもっともふさわしい“展示”となる。

nak-15c-01  
             
  郷土愛を育む環境づくり  GIN-93C □ 発注者 :岐阜県岐南町  
□ 規 模 :地上3階 約 7,400㎡ □ 用 途 :町役場・保健センター 他
             
 

郷土愛を育む環境づくり

郷土愛は、人々の連帯を強め、ともにより良い町づくりを進めていくうえで欠くことのできないものである。コミュニティのコアとなる施設の整備をこうした郷土愛を育む環境づくりとして捉える。

□記憶に残るふるさとの風景や街並みの整備
こうした郷土愛は人々の日常的な生活や活動の中で育っていくもので、郷土の記憶に残る風景や街並みなどの環境もそれを育てる重要な要素となる。

□屋上に公園(緑の丘)をつくる
コア施設の屋上につくる公園=緑の丘は、高低差の少ない平坦な地域に特徴ある風景をつくりだすことができる。また街並みや山並みなど郷土の風景が一望できる。

□緑の丘の屋上公園は、施設を回遊し、日常的に親しめる公園となる
人々が気楽に利用できる散策路は、施設と屋上公園を回遊し、日常的に親しめる空間になる。

  gin-93c-01  
             
  広場の集合体としての市民活動の「大通り」  NAG-77C □ 発注者 :新潟県長岡市  
□ 規 模 :地上10階 地下1階  ㎡ □ 用 途 :市庁舎・公会堂
             
 

広場の集合体としての市民活動の「大通り」

市民が自由に通り抜ける「大通りJ を、様々な人々が集まり活動する広場の集合体として計画する。

□「大通り」と市民活動の施設の「立体的対面配置」
「大通り」と市民活動の施設を「立体的対面配置」にすることにより、人々が活発に行き来し、そして自由に活動することのできる空間を用意し、活性化、にぎわい環境の創出につなげる。

□雨、雪、吹雪等に妨げられない利用動線の中心軸
大通りをとり囲むひな壇状の市役所、公会堂、市民口ビーへは、雨や雪等に妨げられずに自由にアプ口ーチできるようになっている。


nag-77c-01  
             
  楽市  NAK-21C □ 発注者 :群馬県中里村  
□ 規 模 :地上4階 約 1,480㎡ □ 用 途 :村役場
             
 

□「楽市」の開催の場
「好みの縁」でつながる人々 には、時間や場所(距離)、コストといった障壁がない。またネット社会が進みヴァーチャルなものが増えれば増えるほど、人々はリアルなものを求めるという傾向がある。そうした人々が実際に集まり、活動できる場所を恒常的に役場内に設ける。新たに発掘された“資源”のうち、移動できるものはこの場所に集約する。また、移動できないものは、そのインフォメーションを用意する。人と“もの”と情報をーケ所に集約し、そこに自由に参加し、活動できる場、すなわち「楽市」の開催の場を用意する。

□村役場に日常活動の場を集約
「好みの縁」で集まる人々の主役はやはり村民であり、恒常的に集まれる場所とは、村民からすれば日常的な活動の場に他ならない。村民の経済活動も含めた日常の活動の場を役場に集約することが重要である。

□「楽市」広場と一体となった庁舎機能
「楽市」やさまざまな活動の中心となる屋外広場に面して行政サービスの諸室を設け、村民の諸活動と一体となった庁舎とする。

□ 自由でオープンな環境で交流を図る
村民同士,村民と来村者、そして行政が自由でオープンに交流できる環境を整備する。

□資源を発掘し、コンテンツに加工する工房
村の中で発掘する“資源”の発掘にたずさわる人々が多ければ多いほど、多種多様で魅力あるものが見つかる。村民総出で参加することがもっとも望ましく、更にこうした作業を恒常化することも重要である。そしてそれを主導できるのは村役場である。村役場は、“資源”を発掘しコンテンッ化する工房となる。さらに村民だけでは見落としがちな新たな“資源”の発掘やコンテンツ化のノウハウを、広く村民以外の人々(専門家等)に求めることも重要になる。

  nak-21c-01  
 
ima-line_a
      home profile access mail recruit