□「楽市」の開催の場
「好みの縁」でつながる人々 には、時間や場所(距離)、コストといった障壁がない。またネット社会が進みヴァーチャルなものが増えれば増えるほど、人々はリアルなものを求めるという傾向がある。そうした人々が実際に集まり、活動できる場所を恒常的に役場内に設ける。新たに発掘された“資源”のうち、移動できるものはこの場所に集約する。また、移動できないものは、そのインフォメーションを用意する。人と“もの”と情報をーケ所に集約し、そこに自由に参加し、活動できる場、すなわち「楽市」の開催の場を用意する。
□村役場に日常活動の場を集約
「好みの縁」で集まる人々の主役はやはり村民であり、恒常的に集まれる場所とは、村民からすれば日常的な活動の場に他ならない。村民の経済活動も含めた日常の活動の場を役場に集約することが重要である。
□「楽市」広場と一体となった庁舎機能 「楽市」やさまざまな活動の中心となる屋外広場に面して行政サービスの諸室を設け、村民の諸活動と一体となった庁舎とする。
□ 自由でオープンな環境で交流を図る 村民同士,村民と来村者、そして行政が自由でオープンに交流できる環境を整備する。
□資源を発掘し、コンテンツに加工する工房
村の中で発掘する“資源”の発掘にたずさわる人々が多ければ多いほど、多種多様で魅力あるものが見つかる。村民総出で参加することがもっとも望ましく、更にこうした作業を恒常化することも重要である。そしてそれを主導できるのは村役場である。村役場は、“資源”を発掘しコンテンッ化する工房となる。さらに村民だけでは見落としがちな新たな“資源”の発掘やコンテンツ化のノウハウを、広く村民以外の人々(専門家等)に求めることも重要になる。 |