環境 … 都市・建築の環境   ima-rogo
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   自然と人工、コミュニティを相互貫入させた配置計画    人と自然のノーマライゼーション
   “貫入する露地”が生み出す第三の住空間  
   健康的な庁舎空間
   森”の中で学ぶ小学校  
   環境のプログラム化  
   
 
  自然と人工、コミュニティを相互貫入させた配置計画  NAS-78C □ 発注者 :コミュニティネットワーク協会  
□ 規 模 :地上5階 約5,700㎡ □ 用 途 :共同住宅・合宿所
             
 

自然と人工、そしてコミュニティを相互貫入させた配置計画

クラスター状の住棟配置

中央を走るコミュニティ通りに、各建物をクラスター状に配置した計画とする。
それにより建物と自然が相互に貫入し合うことになる。
コミュニティ通りと住戸棟の間には、通行する人と各住戸の住人との交流を図る場を設け、いわばコミュニティの相互貫入も可能な配置とする。

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  “貫入する露地”が生み出す第三の住空間  SEI-76C □ 発注者 :(株)キーワード  
□ 規 模 地上2階地下1階 900㎡ □ 用 途 :長屋
             
 

“貫入する露地”が生み出す第三の住空間

住居機能に“貫入する露地”は、住まい手の日常空間の様々な段階において社会と結びつ<契機を与える。それと同時にこの“ 貫入する露地” の存在は、住空間の側においてもそれに対応する変化をうながす。すなわち従来の住空間のプライべートとパブリック空間の区分けの他に、社会との関係性をより積極的に求める空間、いわばソーシャル・ワーキング空間とでもいうべき第三の住空間が生み出される。
現在、大都市の居住者を中心に広がるコクーニング(繭化)現象は、家庭回帰、家族重視の現象とよばれ、住環境の充実を求める傾向にあるといわれるが、ネット社会の発展により、住居に軸足を置いたまま社会との関係性を持つコミュニケーション手段が増えたことがその背景にある。それは一見引きこもり現象と似ているが、コクーン化した人々は単なる引きこもりと違い社会との関係性を失ってはいない。いずれは繭から羽化して大空を舞うことを夢見てエネルギーを蓄えている状態であり、コクーニングの住空間では、潜在的に社会との関係性を持つ空間が希求されている。そしてそれはまさにこの計画において、住居機能に“ 貫入する露地”が生み出す第三の住空間にほかならない。

 

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  健康的な庁舎空間  NAN-14C □ 発注者 :大阪市浪速区  
□ 規 模 地上8階地下2階 9,780㎡ □ 用 途 :市役所・保健所
             
 

グリーンウォール アメニティ豊かで開放的・健康的な庁舎空間 をつくる

建物前面にガラススクリーンで覆われた吹き抜け状の外部空間をつくり、適宜設けたバルコニーに緑を配置する。このグリーンウォールにより、訪れる区民はどの階でもカウンター越しに緑を見ることができる。またグリーンウォールに面する窓は掃出し窓にすることにより、明るく開放的でそよ風の通る、アメニティ豊かで健康的な庁舎空間をつくることができる。

緑の散策路 … 合同庁舎にふさわしい健康と環境に配慮した空間

保健所との合同庁舎は、今後ますます増大するであろう健康や環境面での行政需要を先導する立場として、自らの庁舎内に健康と環境に配慮した空間を確保することが必要である。グリーンウォールと屋上広場は、建物に緑の環境を持込むとともに、それらを巡る緑の散策路は、アメニティの向上や健康の維持・増進に役立つ。

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  “森”の中で学ぶ小学校  YAM-09C □ 発注者 :福岡県山田市  
□ 規 模 :地上2階 6,250㎡ □ 用 途 :小学校
             
 

“森”の中で学ぶ・・・教室棟の考え方

 子供たちが森そのものの中で遊び、学ぶことは、自然により親しみ、自然をより良く理解するうえで非常に重要である。そこで、子供たちが実際に学ぶ場である教室は“森”そのものの中にある、という発想にたち教室棟を構成することにした。すなわち森の木々はサッシや構造体の柱・梁となり、空を覆う枝葉が屋根となり、光の樹(トップライト)から木漏れ日が差し込む構成とした。外の境は透明なガラスで仕切り、内外の森の連続性を確保する。また間仕切や家具は低く密集するブッシュに見立て、テクスチュアを変えることで個々の空間の特徴づけを図っている。


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  環境のプログラム化  RAK-24C □ 発注者 :中国浙江省楽清市  
□ 規 模 □ 用 途 :市庁舎・共同住宅 他
             
 

環境のプログラム化

□環境要素
都市を構成するエコロジカルな環境の構成要素には、水、風、緑、大地等がある。これらの環境要素は、都市の中において次の大きな二つの機能がある。

 環境調節機能
地域全体の自然の持つポテンシャル・エネルギー(potential energy)=環境圧を軽減、調整する機能であり、具体的には、防風、防火、防砂、洪水防止、温度調整、湿度調整、防塵、日影などの役割である。
□都市のアメニティ(amenity)向上機能
これらの環境要素は、やすらぎ、憩い、遊び、楽しみ、明るさ、開放感といった都市に生活する人々に不可欠なアメニティの向上に役立つ。

□環境要素を都市機能の中にプログラムする
これらの環境要素を都市の機能の中にプログラムするとは、環境調節の役割を、建物や道路その他の都市の構成要素と協調しながら配置し、都市の中で満遍なく働かせるということであり、アメニティ豊かな都市空間を創造するということである。
こうした快適な環境に住む人々は、行動も活発となり、ひいては都市の躍動感につながっていく。

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  人と自然のノーマライゼーション  HOK-12C □ 発注者 :宮城県三本木町  
□ 規 模 :地上3階 ㎡ □ 用 途 :保健医療福祉施設
             
 

人と自然のノーマライゼーション~人と自然の共生
  … ボードウオーク建築

大規模な建物の計画にあたって、自然の形状に手をつける部分を最小限にするよう、尾根と尾根とを結ぶブリッジとして建物を配置する。これはまた、湿原地帯に渡される板敷きの遊歩道「ボードウオーク」のように、人間と自然とをつなぎ、ぎりぎりの接点まで近付けながら、自然と一線を画す共生する施設であるともいうことができる。建物の屋上は、尾根と尾根とを結ぶ人工の尾根(「公園」)として、自然公園と一体となって障害者でも抵抗なく散策できる遊歩道を構成する。

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