QUARTZ TOWER

《情報》を受け止めるデザイン―多面体のデザイン
都市軸の交差は情報軸の交差でもあり、その情報を受け止めるデザインが求められます。
多面体のデザインは視線・情報の流れを正面から受け止めることができます。多面体は境界が明確で、隣り合う面は、接していながら明らかに異なる面(領域)を構成し、“範囲”が明確な情報の集合体を示します。
このような多面体のインターフェイスをもつ建築は、複雑で分散的な情報ネットワークにより良く対応することができます。

《情報》を発信するガラスの結晶体(crystal )
多面体を構成する面がガラスのような透過性を備えているとき、通過する光はその面の特性に応じてその進行方向を変えるます。反射・屈折・散乱・吸収等のように内部に取り込まれた光(情報)が、角度を変えること、それは《情報》が角度を変え、必然的に《価値》を変えることを意味しているます。
また結晶体は、Quartz(水晶振動子)のように、入力された《情報》を変換・増幅し別種の《情報》として発信する能力をもっています。